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残業上限月100時間未満と社畜自慢

褒められたことではないし、全くもって偉そうに言うことではないが、あまり政治に興味がない。


そんな私でも「残業上限月100時間未満で決着へ」というニュースは受け流すことができなかった。


過労死ラインがどうとか、こうとか、そりゃあ、もちろんすごく大事なんだろうけど、そういうルールとか一旦置いといても、月100時間の残業っておかしくない?クレイジーすぎん?


9時始業の会社で1時間休憩があって、8時間労働となると定時は6時になる。

んで、月の出勤日を20日とすると1日5時間残業ができちゃうわけで。

会社を出るのが23時。通勤が1時間だとすると、帰宅が24時。そっからお風呂入るとかいろいろしてたらすぐに1時。朝は6時に起きるとなる、と。

ときどきこういう日があるのは仕方ないとしても(本当はこれもいいことではないと思っています)、これが1ヶ月毎日続くことが合法化されちゃうのは、クレイジーとしか言いようがない。



あと、こういうニュースが出ると、必ずといっていいほど「月100時間くらい今でも普通に残業してるし」とか「残業代が出るなら100時間くらい平気」みたいに一種の社畜自慢しだす人がいるんだけど、これなんなんですかね。


あなたが、日頃から長時間残業していることはよく分かりました。そして、あなたはそれをこなしても身体的にも精神的に体調を崩していないのですね、すごいですね、よく分かりました。


でもだからと言って、長時間残業しいてることがいいとは思ってないですよね?残業しなくて済むように仕事量減らしたり、社員増やしたりして欲しいと思っていますよね?

長時間残業でつらいって思ったこと何度もありますよね?って言いたくなる。



電通の高橋まつりさんが自殺したときも「俺のが残業してるわ」「それくらいで自殺は甘え」みたいな声が溢れてて、お前がやってるからそれくらい残業してもいいとはならねーだろって思っていました。


結局こういう「俺のが残業してる」「それくらい普通だ」「そんなの甘えだ」「俺がお前くらいの時には毎日会社泊まっていたぞ」という社畜自慢する人たちによって、その人のいる会社が残業ありきになって、国まで残業容認に進んでいっていることも否定できないんじゃないかと。


あと上にあげた社畜自慢は健康なときには、忙しい自慢うぜえ、ミサワかよ、とか思えるんだけど、追い詰められているときにはすごいダメージなんじゃないかな。

残業が続いて、肉体的にも精神的にも疲弊しているときに、「俺のが残業してる」「それくらい普通だ」「そんなの甘えだ」と言われたら、もっと頑張らなきゃ、私が弱いんだと思ってしまう。これがうつや最悪の場合、自殺につながっていく。


社畜自慢したくなる気持ちもわかるし、つらいんだろうというのも伝わってくるんだけど、自分がこなしているから問題ないと他の人に求めるのは違うんじゃないかな。

それが少なからず悪い方向にしてるんじゃないかな、とないアタマで考えている次第です。



何よりの問題は残業が当たり前になっているこの国の慣習や仕組みなんですけどね。